5月21日(日)、新潟教区三条別院にてお寺を会場にしたフェス型ライブイベント『TERAJAM2023』(テラジャム2023)を開催しました。


▲イベントチラシ

今回のイベントを主催した私たち『オテラノプロジェクト』(代表:願性寺 井上知法)は2021年9月から活動を開始した有志の会です。このプロジェクトは

  • ①若者からお寺に足を運んでもらうきっかけをつくること
  • ②企画運営に僧侶だけではなく1人でも多くの若者から関わっていただき「共に悩み、共に考える」関係性を構築すること
  • ③有志の会として自由な発想で人的なサポート等「ひとり」と寄り添う活動を行っていくこと

を理念としています。

そんな『オテラノプロジェクト』第1弾企画である『TERAJAM2023』は「親子で楽しむ」をコンセプトとし、20~40代の男女、子育て世代をターゲットとしています。大規模な野外音楽フェスであれば託児エリア等があったりすることもありますが、小~中規模のフェスであったりホールやライブハウスでのイベントの場合、小さなお子様の入場が制限されることも少なくありません。そこでお寺(別院)の会場としての利点を生かして、ライブを行う会場の他に、託児スペースや休憩飲食スペースの部屋を設置し、多くの方から楽しんでもらえるイベントにすることを大切にしました。


イベント当日は天候に恵まれ、午前11時からマルシェがスタート。新潟県内の雑貨店、キッチンカー等12店舗から出店いただきました。(その他、境内ではストリートサッカー体験コーナーを開催しました)

▲境内の様子
▲ストリートサッカー体験コーナー


続いて本堂にて教区有志総勢24名による勤行、長願寺住職直江弘憲氏による法話が行われました。こちらは当初想定していたものより反響が大きく「生きる上でとても大事なことを再確認しました」、「帰る道中も法話の内容について話しました」といった声を頂戴しました。


▲勤行
▲直江弘憲氏法話

そしてライブ。今回は横浜からSLUGGER MACHINE(スラッガーマシン)、富山からcalmgale(カームゲイル)、新潟からGi-STA(ジャイスタ)の3組をお招きしました。普段演奏している場所とは違った雰囲気のステージで出演者も最初は緊張していたようでしたが、3組共に素晴らしい演奏を披露してくれたと思います。そして何より「楽しかった」という一言が嬉しかったです。


▲calmgale ライブ

さて、今回の『TERAJAM2023』来場者は約180名。目標には及びませんでしたが出演者、出店者をはじめスタッフとして多くの仲間たちがイベントに関わってくれたことや、前述の通り、法話や勤行が「よかった」と多くの方が感じてくれたことが本当に有り難かったと思っています。実際イベントを開催してみて良かった点もそうでなかった点も含めて気づけた部分が多く、今回の経験を生かして次の活動に繋げていきたいです。


お寺にはまだまだ可能性があり、私たち『オテラノプロジェクト』は引き続きそれを発信していく所存です。私たちの活動がまた次の“きっかけ”を生む一助になりますように。




(真宗教化センター寺院活性化支援員 草間朋哉(新潟教区))