第3回「同朋の会推進講座実施の願いと座談会に向けて~ 対話のワークショップを通じて ~」
函館別院では、「同朋の会推進講座」を2024年度から展開するにあたり、スタッフ学習会を重ねています。
第1回・第2回は、講師に仁禮秀嗣氏(北海道教区 第1組 圓照寺住職)を迎えて、「南無阿弥陀仏 ともにたずねたい 人と生まれたことの意味」をテーマにした講義や攻究で学びを深めてきました。
そして、今般、2月6日(火)に迎えた第3回目の開催では、「スタッフがどのように座談を展開していくか」をテーマに、鷲嶺彰宏北海道教区駐在教導(北海道教区寺院活性化支援員)が講師を担当し、座談に関する研修会を行いました。
当日は、「同朋の会推進講座」の趣旨と目的、カリキュラムの変遷を確認した後、対話のワークショップ手法を体験します。
まずは、全体で「トーク・フォークダンス」を実施し、向かいあう形での対話の場づくりの方法を学び、次に、班別スタッフ座談会では、コミュニケーションカードである「真宗トーク」を用いて、座談会の新たな形を経験しました。
参加したスタッフからは、「このようなやり方があったのか、とても斬新で座談がやりやすかった」、「対話と討論の違いをあらためておさえていただき、いつも一緒にいる列座同士でも、知らない一面が見えたり、すごく充実した時間を過ごせた」などの声が上がりました。また、「今回は知っている者同士でやったが、知らない者同士でどこまでできるか」、「函館別院独自のカードも作成できれば」などの意見も上がり、スタッフ座談会の中に、創造的な話し合いの時間が生まれました。
この学習会を受けて函館別院では、6月から始まる「同朋の会推進講座」第1回目の開催に向けて、参加者の座談会に「真宗トーク」を導入する方向で現在検討を進めています。
「門徒さんとの新たなご縁つなぎのきっかけになれば」と、函館別院の皆さんは新鮮な手ごたえと期待を寄せていました。
(北海道教務所・真宗教化センター寺院活性化支援室)