多くのお寺は、かつて地域の方々の日常的な喋り場であり、交流の場でした。
お茶を飲みながら訪れる人の感情に寄り添い、互いに聴きあう場としての機能を有していたお寺は、地域共同体における重要な役割を担うものであり、また寺に住まう者にとっては、コミュニケーション力を養う場でもあったといえるでしょう。
しかし、社会情勢の変化に伴い人間関係が希薄化していくことによって、寺族と門徒の関係も変化し、相互のコミュニケーションに不足が生じてきていることは否めないのではないでしょうか。
お寺の聴く力を回復するには、「傾聴」として培われてきた知見を取り入れることも大切な一手です。「傾聴」とは、「相手を受容してきちんと聴く」ことについて研究されてきた一連の手法を指します。
傾聴の視野から、お寺の教化を考える時、どういうことが見えてくるのか。何を意識していけばいいのか。丁寧にたずねていきます。どうぞ、奮ってご参加ください。
講 師
橋 本 真(企画調整局参事・認定臨床宗教師・臨床スピリチュアルケア師)
実施形態
ZOOMによるオンライン形式
参加対象
傾聴学習へ関心のある寺族・門徒
参加人数
10名程度(先着順)
※ワークを通してお互いに気付きを共有していくので人数制限を設けております
研 修 費
無料
内 容
A:傾聴とは何か? ー自分のきき方を知ろうー
傾聴とは何か、基本的なことから学び確かめます。また、簡単なワークを通して、対話の中にある普段意識していない、人の「情動」にフォーカスするトレーニングをします。
B:傾聴と教化 ーきき方を知ろうー
真宗教化と傾聴の共通点について学び、さまざまなワークを通して、自身と相手の「情動」に気づくトレーニングをします。(Aの受講が前提となります)
※個別傾聴
各回の全体日程終了後、希望者には講師による傾聴を実施いたします。(先着1名30分程度) ※※守秘義務により話した内容は秘匿されます※※
日 時 ※申し込みは前日まで受け付けます
【2025年】
日にち | 種別 | 時間 |
---|---|---|
2月8日(土) | A | 15~17時半 |
2月22日(土) | B | 15~17時半 |
4月5日(土) | A | 15〜17時半 |
4月20日(日) | B | 15〜17時半 |
6月15日(日) | A | 15~17時半 |
6月21日(土) | B | 15~17時半 |
※日程は変更になる場合があります。
申込方法
メールに、①氏名 ②所属寺院(教区・組・寺号) ③連絡先(電話番号)を記載の上、
kyokacenter_shienshitsu@higashihonganji.or.jp
まで、お申し込みください。
留意事項
①基本的には1アカウント1名の参加ですが、複数名参加も可能な場合がありますので、申し込み時にご相談ください。
②Bの受講には、Aの受講が必須となりますが、A・Bともに何度受講いただいても構いません。(むしろ複数回の受講が効果的です)
③個別傾聴を申込まれる方はメールにその旨を記載してください。
その他
ご要望に応じて対面研修への出講もお受けしております。これまでに全国各地で150名以上が受講されています。
詳しくは企画調整局(075-371-9208)までお問い合わせください。
(真宗教化センター 寺院活性化支援室)