宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要の継続事業として展開されている「若者教化立ち上げ応援プロジェクト」による支援で、2025年10月3日(金)に大阪府の茨木別院を会場に有志の門徒さん主催による「茨木仏地の会」が開催されました。(※プロジェクトの詳細は、記事末尾参照)


「仏地の会」とは? 

 この会は、同じく大阪府にある南御堂(難波別院)を会場に、推進員の方々をはじめ老若男女問わず多くの方が参加される聞法会「仏地の会」に参加されている若いご門徒さんが、住まいの地域でもぜひこういった会を始めてみたいと、現在、本山青少幼年センターで展開されている「若者教化立ち上げ応援プロジェクト」に応募し、寺院活性化支援員のサポートを受けて構想を練り、準備期間を経て立ち上げた聞法会です。

「南御堂仏地の会」のように

 茨木仏地の会のチラシ

 

 普段の自分の“立場”や“役割”を超えて、ただの一人として、日々の悩みや苦しみ、葛藤などを話し、聞き合っていく場としたい。そんな願いをもってこの「茨木仏地の会」を立ち上げましたと主催者の雲津麻里奈さん。その思いは、若者世代にもっと仏法に出あってほしい。コロナ下を経て途切れてしまった、または途切れてしまいそうなつながりをもう一度つなぎ直したい、そんな思いからでした。

「議論の場ではなく・・・」

 「茨木仏地の会」では、会を進めるにあたっていくつかルールを設定しています。決して議論の場ではなく、論破したり、相手を責めるようなことはしないということ。そして、話されている仲間の声には真剣に耳を傾け、話されたことは会の外で口外しないこと。こういった安心できる〝場〟を開くことが大切だと、支援員との相談の中で雲津さんは感じたと言います。

         座談会の様子

「今後に向けて」

     参加者のお話を聞く雲津さん

 初回の当日は6名の参加で行われましたが、今後はもっと若い世代の方々が来やすいよう、子ども連れでも参加できるような仕組みを作り、多くの方に参加いただきたいと雲津さん。そのために、チラシだけではなく、SNSなども使ってどう広報活動を展開するかが今後の課題とのことでした。

 本山の寺院活性化支援室では、こういった聞法会の立ち上げはもちろんのこと、継続的なサポートも視野に入れ、広報の課題や必要な支援策を主催者に寄り添いながら共に考えて参ります。

《若者教化立ち上げ応援プロジェクトに応募しませんか?》

青少幼年センターでは、宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃継続事業として、「若者教化立ち上げ応援プロジェクト」に取り組んでいます。


皆さんのお寺でも、若者と共に教えを聞く場を開いてみませんか?


開催経費の補助や、寺院活性化支援員による事前相談もご利用いただけます。

【詳しくは青少幼年センターホームページをご覧ください。】

(寺院活性化支援員 鷲嶺 彰宏)