2025年9月13日(土)福井東別院を会場に福井教区「青年のつどい」が初開催されました。

 このつどいは、福井教区内の青年寺族の方々に教区、また宗派の青少幼年教化活動を知ってもらい、まずは青年の寺族の方々の交流とつながりを深めるべく企画されました。

「お寺の若者たちよ 語り合おう!」


当日は約30名の教区内の若者が集い、お寺を継ぐ、継がないなどを問わず、日頃よりお寺について思うことや疑問、悩み、相談などを気軽に話せる交流の場となりました。

    開会の挨拶(辻森直邦氏)

 冒頭の辻森直邦氏(青少年教化小委員会幹事)の挨拶では、「過去20年以上、こういったつどいを福井教区では開催したことがなく、集まっていただけるか心配しながら委員のみなさんと呼びかけたところ、20代~40代の教区内の若手がこんなに幅広く集まっていただけ、若者がこんなに集うことが今までなかったので、とても新鮮でなんだか教区の今後もまだまだ先行き明るいなと思えた」と挨拶され、今後の教区の青少幼年教化への期待と手ごたえを感じ取っていたようでした。

「自己紹介 そして座談へ」


 今回初めて参加される方も多々いらっしゃったので、それぞれ簡単に自己紹介からスタート。その後は班別に分かれて、30分おきに班をシャッフルしながら座談を展開しました。班別座談を展開するにあたっては、参加者に質問してみたいことを事前に質問用紙に記入してもらい、その質問を一つのキーワードとして座談会が展開されました。

座談会
アンケート

「寺院運営、兼業の悩み」


座談会では、日頃の法務の悩みをはじめ、真宗の教え、門徒さんとのコミュニケーションの取り方についてなども赤裸々に語られ、中には、日頃口に出して話すことのできなかった思いや悩みを語られる方もいらっしゃいました。

 「寺院運営だけでは生活が困難になって来た。みなさんはどうされていますか?」と、専業されている方、兼業されている方、それぞれの立場と状況から、今後お預かりしている寺院をどう維持し、継続していくかの悩みについて真剣に話し合っている参加者の姿も印象的でした。

 

 また、真宗の伝統でもある「門徒さんに開かれた寺院」ということはもっともだが、そのために自坊を空けられないというお寺ならではの悩みも語られ、「お寺の働き方改革が必要なのではないか」といった意見や、「お坊さんにも休みを!」という声も聞かれ、ざっくばらんに和気藹々と座談会は進みました。。

「子ども、若者をお寺に惹きつけるには?」


 昨今の新興宗教の活動の活発化から危機感を募らせている方々もおり、「真宗の教えをどう伝えていくか」、「門徒さんから相談された時にどう対応したらいいのか」、「教学的なサポートや相談はどこにしたらいいのか」なども語られ、これからのお寺の在り方や子ども、若者をお寺に惹きつけるためにはどうしたらいいかとういう悩みに対し、社会状況や他宗教、近隣の他宗派寺院との摩擦を懸念する声も聞かれました。

「サードプレイスとしてのお寺の可能性」


 最後に、今回の初の試みに同席した真宗教化センター寺院活性化支援員の鷲嶺彰宏氏(本山青少幼年センター主幹)から、「ひとりからはじめる子ども会講習会」や「若者教化立ち上げ応援プロジェクト」などの宗派施策の紹介もあり、これからのお寺の可能性として、「家庭や学校、職場ではない第3の居場所(サードプレイス)として、地域に開かれたお寺を子どもや若者が見い出せたなら、きっとお寺はこの先も魅力的な依り所として、地域になくてはならない場所となるのではないか」と、今後の可能性が語られました。

 主催の福井教区青少年小委員会では、これを機に次年度以降も継続してこの「青年のつどい」を開催していきたいと、次回開催への期待を膨らませ、初回は盛況にて終了しました。

(真宗教化センター 寺院活性化支援室)