ゴリラにもチンパンジーにも人間以外の動物には自分に対する不安がない。
だから、たとえ片手を失っても、眼が不自由でも、その境遇を呪うことなく受容できる。
人間は不確かな未来に自分勝手な希望を持つようになった。
そこに主役としての自分が含まれているからこそ、不安を覚える。
不安は愛という美味な果実によって増大するのだ。
「生・老・病・死」の問いを現場で考え、表現している様々な分野の方を講師に迎え、現代のすがたをみつめる「しんらん交流館 公開講演会」。11月は、京都大学総長であり、ゴリラ研究の第一人者。霊長類学の世界へ足を踏み入れ、われわれ人類の起源と未来について研究されている山極壽一さんをお迎えします!ぜひ、お越しください!

 

●開催日時 2017年11月21日(火)18:30~20:00

●講   師 山極壽一さん(京都大学総長・霊長類学者・人類学者)

●講   題 『野生の思考と未来の人材育成-ゴリラに学ぶ』

●聴 講 料 500円

※1階京都ホテルオークラ・オリゾンテのソフトドリンク 1杯無料券付です。講演の始まる前に、美味しいコーヒー・紅茶をどうぞ(当日から12月末日まで有効です)

●そ の 他 事前申込み不要です。公共交通機関をご利用ください。

 

山極壽一チラシjpeg【略歴】

山極壽一さんは、1952年東京生まれ。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。理学博士(1987年)。

ルワンダ共和国カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンター研究員京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授を経て、同教授。同研究科長・理学部長を経て、2014年より第26代京都大学総長(京都大学の総長としては初の戦後生まれの総長)。

日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長を歴任。現在、日本学術会議会員、国立大学協会会長、環境省中央環境審議会委員を務める。

【メッセージ】

人間はゴリラから引き継いだ社会性を、危険な環境で食と子育てを共同することによって、家族と共同体からなる共感社会へと高めた。来たるべくICT社会を幸福に過ごすために、その能力の向上と新しい人材育成について考えてみたい。

京都大学 山極壽一総長特設サイト

http://www.kyoto-u.ac.jp/voice/

山極壽一さんホームページ

http://executives.kyoto-u.ac.jp/yamagiwa/

京都大学の総長名言ツイッター

https://twitter.com/yamagiwa_j_bot

●2017年12月21日(木)18:00~19:30 村山康文さん【写真家】

●2018年1月22日(月)18:00~19:30 根本かおる【国連広報センター(UNIC)所長】

●2018年2月22日(木)18:00~19:30 小林憲明【画家】 ダキシメルオモイ展同時開催

 

●2018年3月22日(木)18:00~19:30 広河隆一【報道写真家、DAYS JAPAN元編集長】