2018年度「元気なお寺づくり講座」は全7会場で開催しています。

(先回の記事参照)

 

3月8日に大垣教区有志3ヵ寺、3月9日に三条教区でも「元気なお寺づくり講座」の第1回が始まりましたので、その様子をご紹介します。

 

〇大垣教区有志3ヵ寺

「自坊でも是非この講座に取り組みたい!」という徳法寺住職さんの意欲に呼応して、教区内の親戚寺院2ヵ寺が一緒に参加されています。

講師は伊藤 耕 氏(寺院活性化支援員/名古屋教区駐在教導)が担当。

ワークショップでは「自坊の周辺環境がどう変化しているのか」の分析(外部環境分析)を行いました。

過疎・少子高齢化・葬儀の簡略化・墓じまい…どれもお寺とご門徒の関係が希薄化に繋がる脅威であり、お寺を取り巻く環境は大変厳しい状況にあることが改めて確認されます。

ピンチをチャンスに変えていくために、インターネットを活用してお寺の活動情報を発信したり、気軽に集えるサロンとしてのお寺を提供してみてはどうかなど、お寺の活性化アイデアも出され、前向きなすがたが心強く映ります。

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 〇三条教区

こちらは教区開催です。参加寺院は4ヵ寺、会場は三条別院で行っています。

講師は小林 尚樹 氏(寺院活性化支援員/東京宗務出張所出仕)が担当。

外部環境分析のワークショップでは、それぞれのテーブルで異なる視点が出されていたことは興味深いことでした。

例えば、インターネットが普及したことによって、情報発信の方法が増え、若い世代へアプローチできるチャンスと見るグループもあれば、インターネットで目的が済んでしまうことはお寺に足を運ぶ機会が失われ、ピンチと見るグループもありました。

同じ事象でも、お寺にとってチャンスなのか、ピンチなのかは視点の持ち方で異なることがわかります。

また、第2回のテーマである「自坊の強み」を分析することを通して、環境変化のとらえ方がまた異なってくるのかもしれません。

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今後、6月末までかけて、7会場で随時、講座を進めてまいります。