研究員
【仏教学】
松下 俊英
Matsushita Shunei
【研究領域・関心】
古代インド仏教・インド大乗仏教・唯識思想
インド仏教のなか、特に唯識思想を研究しています。唯識思想は、浄土経典と般若経典に基づいて教義学を構築していますが、中国や日本では大きく浄土思想が展開されています。そのような浄土思想と唯識思想の関連に興味があります。
教学研究所では、真宗同朋会運動研究などの研究班に携わらせていただき、経典に見られる諸問題の解明に向けて取り組んでいます。
【経歴】
1980年石川県生まれ。大谷大学大学院博士後期課程(仏教学)満期退学。博士(文学)。大谷大学文学部任期制助教を経て、現職。金沢教区恩善寺住職。真宗大谷派擬講。大谷大学非常勤講師。
【最近のイチオシの一冊】
宮下晴輝『はじめての仏教学―ゴータマが仏陀になった―』
(東本願寺出版、2020年)
宮下晴輝『はじめての仏教学―ゴータマが仏陀になった―』
(東本願寺出版、2020年)
【所属学会】
日本印度学仏教学会
【主な執筆】
● 著書
『仏教ゆかりの植物図鑑』(東本願寺出版、2023年)
● 論文
「正性決定と不退転―初期経典から大乗経典へ―」(『仏教学セミナー』第100号、2014年)
「インド仏教における利他思想―大乗の源流をたずねて」(『教化研究』第168号、2022年)など