越中・富山は、真宗王国とも呼ばれるほど信仰の篤い地域です。

そこには、道宗が通い続けた木彫で有名な「井波」と、越中の小京都と呼ばれる「城端(じょうはな)」があり、それぞれに井波別院瑞泉寺と城端別院善徳寺が建てられています

金色燦然と輝く大仏壇があり、朝、夕、仏飯をそなえ、『正信偈』をとなえておまいりします。どの家も念仏の家であり、人々はみな熱心な真宗教徒でした。

（棟方志功『板極道』）

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