学習冊子『是旃陀羅問題について』は、宗門において僧侶と門徒がともに学ぶための手がかりとなるよう作成したものです。部落解放同盟広島県連合会をはじめとする、被差別の当事者の方々との対話を重ねるなかで生まれたものです。全国水平社創立以来問われ続けている是旃陀羅問題について、問題の所在を明らかにし、今一度、経典と真向いになって、『観無量寿経』序分の訂正した読み方を提示しました。

この学習冊子をもとに、是旃陀羅問題の課題の内容をおさえ、教区・組において取り組みが展開されることを願い、教区説明会を順次実施していく予定です。

さらに、本冊子を起点として、真宗における部落解放の地平について、宗祖親鸞聖人の視座を確かめるとともに、これまでに宗門が教学・教化において差別的な解釈や布教を行ってきた歴史的罪責をかえりみることを課題とした、学習テキスト『御同朋を生きる』を、同委員会において作成しています。

   四六版・24頁
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学習冊子『是旃陀羅問題について』・目次

はじめに
1 差別を受けてきた人びとからの訴え
2 訴えの背景
3 「是旃陀羅」はどう読まれてきたか
4 すでに提言されていた従来の解釈の訂正
5 「是旃陀羅」を含む『観無量寿経』序分の一節をどう読むか
6 『観無量寿経』序分が説いていること
おわりに

  

冊子が必要な方は、最寄りの教務所または教務支所、解放運動推進本部まで。無償。

【お問合せ:解放運動推進本部】
☎:075-371-9247 📠:075-371-6171