12月8日に北海道の根室別院で第7回目となる「根室ジーンプロジェクト みんなの生き方ラボ」が開催されました。
【前回第6回のふりかえり】
最初に前回の第6回では、列座を中心に開催され、「①人生90年時代の活動プログラムについて、②活動資金づくりのバザーについて」について話し合われました。
①人生90年時代はどのような時代か、その時代に必要なものは何か。
・つながり・身体と心のケア・生き方・お金・趣味・その他
これらをふまえたプログラムを考えてみよう!
②自分たちが活動していくにあたって、活動資金をバザーで集めよう
メンバーが出品物を持ち寄る・生き方ラボの会場に展示し、値段は付けない・買いたい人は、自分で値段を付けて品物を購入する・売り上げのお金はみんなの活動費になる。
【今後のお寺について】
そしてさらに、今後のお寺について、studio-L 山崎亮さんから復習の意味を込めて説明がありました。やはり、数ヶ月期間があくと真剣に考えてきたことも忘れたり、あやふやになってしまいます・・・。そして、大事なことは何度も繰り返して聞くことも必要です。昔のお寺、今のお寺、これからのお寺を人生90年時代のキーワードを挙げて考えました。
【お寺と地域の接点としてのカフェ】
お寺と地域の接点としてのカフェによって、お坊さんと地域の人との顔の見える関係づくりを行うとともに、人生90年生きる時代をテーマに、グリーフケア、生涯学習、孤食防止、終活など長寿社会を生きるために必要な考えを共有する場づくりを行う。地域の人が日常的に集い、学びあうことができ、支えが必要な人にケアができる場。その実践を通して、お寺を中心とした地域の拠り所となる場所づくりを目指します。
そして、第5回にみんなで考えたテーマカラー・ロゴマーク・空間・・・をもとに、デザインの提案がありました。(お寺らしすぎない、カフェっぽい、朝日が日本一早く昇る根室)
そして、ここからが本日のワークです。
【カフェメニューを考えよう!】
カフェでどのようなメニューを出すのか。自分たちで作るカフェなので、当然、手の込みすぎたものは提供できません。健康、安心安全、根室の魅力を生かして、お寺らしい(資源を生かす)・・・付箋にイメージを膨らませて書き込み、みんなで話し、意見をつなげてイラストにしていきます。
「三平汁は、季節の野菜や魚が入れられて健康にいい。第一にうまい。」、「菊芋はからだに本当によいか、いま、自分で食べてからだで実験中なんだ。今後の生産のために、いま畑2枚押さえてる。」
北海道郷土料理の三平汁、中性脂肪減少・血糖値上昇を防ぐなどなど健康によい菊芋を生かそう、日の出の街をイメージしたカレー、毎朝備えるお仏供(おぶっぱん)、作っているベーコンを生かして、いろいろ具を考えられるおにぎらずなど。
メニューを考えた後は、未来を考えたワークです。
【3年後の活動、来年のカフェオープン、来春のカフェ準備イベント】
今度は、3年後にはこうなりたいという理想から、オープンしたときに実現したいこと、カフェ準備イベントにしておくべきことを考えます。そもそも、カフェを運営することが目的ではありません。カフェを通じて3年後にお寺はどうありたいかを「人生90年時代」をキーワードに活動プログラムを2つ3つ加えて考えていきました。
「ゆったりすごしてもらうためには音楽も大事だね、いつもはCDで音楽流すけど、特別なときには生演奏とか、「お寺の広い空間で、大画面で映画も見られたらいい。その大画面でエクササイズDVDを映してでみんなで健康になるんだ。」、「カフェを通じてお寺でやってることをもっと知ってもらう輪ができる。」など話がでて、最後に各班ごとに発表を行いました。
【次回に向けて】
次回は「3月初旬に第2回カフェイベントの準備をしよう」・・・ですが、最後に山崎さんから「地域包括ケアシステムを調べてみよう!」が宿題として出されました。
「1960年代ぐらいまでは、高齢の方を家の中や近くの親戚で看られてた。1980年代は高齢の方をその配偶者や子どもでかろうじ看てたけど大変になってきた。2000年代は、なかなか看られないから特別養護老人ホームに入ってもらおう。となってきたけれども、、、」
地域包括ケアシステムのとは何なのか、地域包括ケアシステムの中でお寺ができることや役割は何なのか。「根室ジーンプロジェクト みんなの生き方ラボ」と地域包括ケアシステムとの関係は?
今後の展開にご期待ください。