おいしいカレーや甘酒に舌鼓 おしゃべりも弾みました
おいしいカレーや甘酒に舌鼓 おしゃべりも弾みました

2昼夜の永代経法要の初日にあたる6月21日(火)に「てら*まるしぇ」が唯稱寺で開催されました。「てら*まるしぇ」ちらし
そのきっかけは坊守さんが友人に漏らした「アクセサリーを一緒に作ったり、マルシェを開いてみたい」(マルシェはフランス語で「市場」)という一言からでした。友人に相談すると、瞬く間に支持者が集まり企画が動き出しました。
時には積極的に大きなイベントにしたい坊守さんと、保守的な住職さんの意見がぶつかりあいながら進めてこられたそうです。
5か月前からスタッフ会議などを持ち、出店者や協力者をSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)で募り、ポスター、チラシ作製したりとあっという間に当日を迎えました。

永代経のお逮夜後からスタートしました。出足は低調でしたが、徐々に増えていき、どのブースも大盛況のうちに幕を閉じました。
今回出店された方が「参加できてすごく楽しかった。いろんな方と出会えたし、作品を見てもらうこともできた。ぜひ年数回開催してほしい」と喜んでいました。

レースや布製品などの販売コーナー
レースや布製品などの販売コーナー
涼しげな縁でマッサージ
涼しげな縁でマッサージ

書道教室の先生やレジン作品を作ったりと多才な顔を持つ坊守さん。毎年、報恩講の際には自らの、また知り合いの手芸、書道などの作品を展示してこられました。今回の企画の成功は、一朝一夕でできるものではなく、日ごろからの寺と門徒、また地域とのつながりを大切にしてきたからこそだと感じます。

子どもたちに大盛況のレジン体験
子どもたちに大盛況のレジン体験

坊守さんは「今回の大成功は、ひとりでは絶対にできなかったこと。友人やSNSでつながった仲間がいたからこそでした。」さらに「聞法につながるかどうかは別にして、とにかく“人に来てもらう楽しい寺”を目指して今までやってきました。何もしないよりは、失敗してもいいからとにかく何でも挑戦していきたい」と語っておられました。

石屋さんお手製の看板
石屋さんお手製の看板
夏野菜カレー盛り付け中
夏野菜カレー盛り付け中