研究員
【真宗学】

三池 大地
Miike Daichi

【研究領域・関心】
親鸞教学・道綽教学

親鸞聖人における道綽禅師の思想の受容と展開について研究をしています。末法という時代の中で、人間は不安や喪失感を抱えながら生きています。そのような時代と人間とに一貫する〝真の平和〟とは何なのかを尋ねていくことが課題です。最近では、親鸞聖人における『安楽集』所覧本について、また法然上人における道綽禅師の受容について関心があります。教学研究所では、真宗同朋会運動研究や各教区教学研鑚機関交流などに携わっています。

【経歴】

1991年福岡県生まれ。大谷大学大学院修士課程(真宗学)修了。同大学院博士後期課程退学。2021年より現職。九州教区明正寺衆徒。

【最近のイチオシの一冊】
アストリッド・リンドグレーン『暴力は絶対だめ!』(石井登志子訳、岩波書店、2015年)

【一言コメント】
リンドグレーンが、ドイツ書店協会平和賞の授賞式でした演説の翻訳。タイトルにも表れている訴えは、「平和」とは何かを私たちに問いかけている。

【所属学会】

真宗教学学会、真宗連合学会、日本印度学仏教学会、東アジア仏教研究会

【主な執筆】
論文

「道綽における時の問題」(『真宗研究』第62輯、2018年)
「道綽の善知識観―勧帰西方としての存在―」(『親鸞教学』第112号、2020年)

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