名和 達宣
Nawa Tatsunori
現代における「教学・教化」のありかたを探究すること、価値観や立場・背景の異なる人の間における「対話」が中心課題。現在は特に『教行信証』の〈創造的解釈〉をめぐる研究に専心しています。
教学研究所では、真宗同朋会運動研究会、教化伝道研修などを担当。
兵庫県姫路市生まれ。大阪大学文学部(倫理学)卒業、大谷大学大学院修士課程(真宗学)修了。親鸞仏教センター研究員を経て、現職。山陽教区明泉寺住職。真宗大谷派擬講。親鸞仏教センター嘱託研究員。京都光華女子大学非常勤講師。
ディー・レスタリ短編集『珈琲の哲学』(福武慎太郎等訳、上智大学出版、2019年)
【一言コメント】
インドネシア現代文学を代表する作家の珠玉短編集。イスラームを中心とした宗教的規範の影響力が強い社会のなかで生じる、さまざまな境遇の恋愛模様や葛藤、痛みが描かれている。人として生きることの苦さと深さ、そしてほのかな甘さを味わうことのできる一冊。
真宗教学学会、日本思想史学会、宗教哲学会、西田哲学会、日本近代仏教史研究会など。
『近代の仏教思想と日本主義』(共編著、法藏館、2020年)
『岩波 仏教辞典』第三版(分担執筆、岩波書店、2023年)など。
「『教行信証』解釈の〈方法〉をめぐって(上)(下)」(『近現代『教行信証』研究検証プロジェクト研究紀要』第4・5号・7号、2022年・2024年)
「真宗教学における「利他」再考」(『教化研究』第167号、2022年)
「親鸞教学と京都学派の交流する場所」(『宗教哲学研究』第37号、2020年)