2016年10月22日(土)、2016年に入ってから、別院でのtera school開設に向けて協議を重ねておりましたが、このたび、その第一歩として福井別院で「テラノバ! in福井別院~デザイン・ワークショップ~」を開催いたしました。

このワークショップが開催できたのは、福井別院をはじめ、常葉幼稚園、福井教区仏青をはじめとする教区の方々などお寺の今後の姿を考えている方々のご協力があってのことであります。ありがとうございます。

さて、当日は、tera school代表の荒木さんをはじめ、スタッフ3名が京都から現地に向かい、ワークショップのコーディネートを行いました。

今回は、「デザインワークショップ~発明家やエンジニアになって、自分のアイデアを形にする楽しさを体感しよう!」

【第1部】13:00~15:00 (5歳から~小学2年生向け)

「お母さん・お父さんを喜ばせる発明家になろう!~日常を楽しく・面白くする発想にチャレンジ~」

【第2部】15:30~17:30 (小学3年生~6年生向け)

「自分の作った物について、再現性のある説明(記録)ができるようになる」

※この内容を文章だけで見ると、難しく感じますね。でも、やっている内容は、日常誰でも考えていることです。

cimg457411:00【スタッフミーティング】

はじめて会うかたもいるので、自己紹介と今回の趣旨、関わり方についてみんなで共有して設営を行いました。腹ごしらえはヨーロッパ軒のソースかつ丼などなど。

12:40【開場】

受付で参加費500円をいただき、首掛けの名札に呼んでほしい名前を自分で書いて3組に分かれて親子で座ります。初めて会う人、初めて来る場所、なかなか慣れません。みんなちょっと恥ずかしそうにしていました。

cimg457813:00【開会】

tera schoolの簡単な紹介を代表の荒木さんからして、ワークショップに入っていきました。

13:10【解決する困りごとを決定しよう】

「お母さん・お父さんを喜ばせる発明家になろう!~日常を楽しく・面白くする発想にチャレンジ~」

何か便利の物・人のためになる物を作るためには、その人の意見を聞いてみなくてははじまりません。まずは、お母さん・お父さんの困りごとを聞いていきました。

「遊んだおもちゃが片付かない」「とにかくうるさくて、呼ぶのにいちいち大きな声を出さなきゃいけない」「テレビのリモコンがどこに行ったか分からない」「ふとんを蹴飛ばしてかけない」「お父さんの携帯電話を勝手にいじる」「そうじがめんどう」

挙げればきりがありませんね。考えた中から一つ選んでみました。


13:20【発明家の設計図を描く】

思いを形にする前に、一度落ち着いて設計図を描いてみました。

cimg456913:30【実際につくってみる】

色紙、紙粘土、などなど用意されたものを使って頭をひねって作ってみました。

14:10【休憩】

お茶か、オレンジジュースか。休憩を忘れて没頭する子どももちらほら。

 

 

cimg458314:20【発表】

マイクを回して全員発表しました。初めて会う人の前で一人ずつ発表というのは、小学2年生までではなかなか無いようでした。

堂々と大きな声で発表する子もあり、恥ずかしがってずっと笑ってお父さんお母さんの膝にくっついている子もありました。

14:40【振り返り、アンケート】

今回のワークショップで得てほしいことはこんなことでした。

<子ども>①いつもと違う新しいことに挑戦するちから、②みんなの前で自分の意見を言うちから、③困りごとに耳をかたむける共感するちから、④理由をふまえて、新しいものをつくるちから

<大人>①、④、めんどくさいものや困っていることから発想を転換するちから

発表は恥ずかしがっている子はいましたが、みんなで協力して何かすると仲間意識が芽生えるもので、帰りには、「またくるよ」とか、スタッフとハイタッチして帰る子もいました。

———————————————次のワークショップの準備のため転換作業———————————————-

15:10【開場】

受付で参加費500円をいただき、首掛けの名札に呼んでほしい名前を自分で書いて4組に分かれて座ります。子どもチーム3組(A~C)、大人チーム(D)で座ります。初めて会う人、初めて来る場所、なかなか慣れません。みんなちょっと恥ずかしそうにしていました。

15:30【開会】

tera schoolの簡単な紹介を代表の荒木さんからして、ワークショップに入っていきました。

チームのみんなで相談してブロックを作ってみて、それを組み立てるための説明書を作ってみよう。

科学で大切なこと、それは仮説を立ててその通りになるのか実験してみる。そして、それが同じやり方で再現できるのか検証すること。”再現性”

cimg459215:40【ブロックで形を作る】

20個のブロックを使い、チームで相談して形を作ってみました。初めて会う人どうしなのでなかなか大変ですが、意見を出して協調して行いました。制限時間が10分しかないので、とにかくやるしかありません。

15:50【説明書を作る】

自分たちで考えた形がはたしてもう1回再現ができるようになるのか。

紙に絵や文書で細かく書いていきました。、平面的なものを説明するよりも立体的なものを説明することの方が難しい。さあ困った。

cimg459616:10【再現性を確かめる①】

チームで練った説明書の再現性を確かめます。AとC・BとDで説明書を交換して、実際に作れるのか第3者の目で確かめてみました。

16:20【コメントを書く】

やっぱり、説明書を客観的に作るのは難しい。すっとできるチームもあれば、難航しているチームもありました。再現してみて難しかった点をコメントとして紙に書いて、またAとB・CとDで交換しました。

 

16:30【休憩】

お茶か、オレンジジュース。休憩を忘れて没頭する子ども多数!ブロック遊びは反応が違います。

cimg459716:40【説明書を再設計】

コメントをもとに説明書をもう一度作り直しました。さあ、今度はすっとできるかな?

16:55【再現性を確かめる②】

作り直した説明書はさらによくなっているのか!

今度はAとC・BとDで説明書を交換してみました。さすが、コメントをもらってさらに練り上げられた説明書は洗練されて、「ブロックの再現がやりやすい!」との感性があがりました。あと、「大人チームの説明書は分かりやすい!」など

17:05【発表】

説明書を作る上で3つ必要なことを各チームで考えて発表しました。

「立体のものを作るには、ブロック一段一段分かるように」「平面的なものは完成図を示すのがよい」「使っている部品を書く」「大きな図で書く」「使っている部品を書く」「絵や文章で書く」「完成図を書く」「向きが分かるようにする」「図で分かりづらい部分は文書で書く」

同じ作業をしても、チームによって視点が異なり、発見があるものですね。少し恥ずかしながらも、みんな大きな声で発表していました。

17:25【振り返り・アンケート】

今回のワークショップで得てほしいことはこんなことでした。

<記録の取り方>

どうすれば再現性が確保できる記録が取れるのかを考える習慣をつけること。

記録用紙を見る人の気持ちを考えること。

その後

ワークショップが終わった後は、関わったスタッフでの振り返りミーティングをし、よかった点や今後の課題を出し合いました。

2時間2回転のワークショップ。なかなかスタッフもワークショップの時間配分に苦慮したのことでした。

「はじめの緊張感をほぐすためにアイスブレイクの時間があればよかったな」「もうちょっと発表について意見を言う時間がとれたらなあ」「この内容ならもっと深められたのでないか」などなど。

アンケートの結果、参加者の満足度は高かったとのことで、まずは第一歩を踏み出せたのではないかと思います。

次回は、11月3日(木祝)「テラノバ! in福井別院~プラグラミングワープショップ~」

すでに参加定員に達していますが、関わってくださるボランティアを募集しております。

 

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