3月9日、金沢教区第6組の願念寺を会場に、16カ寺の参加を得て「元気なお寺づくり講座」が開講されました。本講座は、真宗大谷派(東本願寺)が推進している寺院活性化支援の取り組みでもあり、本山から講師2人を迎えて1回5時間×4回の連続講座で開催されます。
第1回の今回は、人口推移、転居門徒の実態、社会がお寺に期待していること等の統計資料をもとに、お寺の立たされている状況を把握した後、参加者一人ひとりが「お寺の使命」を探求する時間が持たれました。その後、フレームワーク(模造紙に書いた枠組みに参加者の思いを付箋に貼り示唆を抽出する作業)により、自坊の外部環境分析を行いました。
本講座の目的は、「受け手の声に耳を澄ませ、一カ寺一カ寺が持つ潜在的な力を活かした継続可能な寺業計画づくり」です。この言葉を見ただけだと、どこか奇をてらったようですが、実際受講してみれば、「お寺とは何かをはっきりさせ、ともに歩む共同教化」でした。第2回以降が楽しみです。
(金沢教区第6組教化委員 畠山 真)