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春の法要でお勤めする「全戦没者追弔法会」。この法要の「全」と「法」の字には、戦争でいのち奪われた一人ひとりと向き合うという願いが込められています。
今年のテーマは「兵戈無用―正義と正義の対立を超えて―」です。この「兵戈無用(軍隊も武器もいらない)」なる世界こそ、全戦没者一人ひとりの抱かれた願いだったのではないでしょうか。
「平和」を求めてきた戦後の歩みを、それぞれのもつ「正義」から解釈し、再び戦争へと歩むことのないように、今こそ教えに聞き、立ち止まりることが「法」から促されているように思います。こうした願いのもと、「全戦没者追弔法会」をお勤めいたします。
(文:全戦プロジェクト 法要班)