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しんらん交流館に岡橋萬帆(おかはし ばんぽ)さんの作品を寄贈いただいたことをご縁として、
このたびの展示を開催いたします。
奈良県出身の日本画家で真宗門徒の岡橋萬帆さんは、
大和万葉をテーマに故郷の風景を描いてこられました。
万葉の時代は人々が自然とともに生きていた時代で、
岡橋さんの作品にも豊かな自然が表現されています。
どうぞお楽しみください。
万葉画家「岡橋萬帆の世界」展~没後17年を回顧して~
●会 場 しんらん交流館1階交流ギャラリー
●時 間 【平日】午前9時~午後6時、【土日祝】午前9時~午後5時
●期 間 2018年6月6日(水)~6月18日(月)
【休館日】毎週火曜日
【案内チラシ 表】
【開催にあたってのメッセージ】
大和万葉をテーマに創作活動を続けた日本画家・岡橋萬帆が没して17年(2001年12月、享年78歳 )。
戦後、日本画に転じ水墨画を中心に創作活動し、師の矢野橋村先生亡き後は、1966年から文化勲章受章の高山辰雄画伯の知遇を得ました。その精神的作画表現の影響が「大和万葉の風土を描く」起点となっています。
公募展から一切離れ個展主義を貫き、東京・大阪・奈良などで年に数回、作品発表の場としました。
晩年は色と墨の融合を模索し、独自の墨の世界を作り上げました。今回、皆様に万葉画家・岡橋萬帆の世界を観ていただく機会を得ましたことは望外の幸せです。
(萬帆倶楽部代表)
【案内チラシ 裏】
「万葉集の世界。その世界いっさいを全部胸にしまいこんで、その湛えられた情感を、ぎりぎりのところまで凝縮させ、あげくの果てを最小限のかたちとして描く。」
「いいようもない複合化した情感を、無限と言ってよいほどに奥行きの深い、重ねあわされた色彩。」
などと岡橋萬帆さんの作品は評されます。
今回は、代表作「天香久山」「磐余慕情」や万葉歌を配した「かはづ鳴く神奈備川に」、墨の作品「軺車」「飛鳥の石造」など、万葉の風土を中心に大作・小品あわせ、約30点を展示します。会場いっぱいに広がる大和万葉の世界をお楽しみください。
【真宗教化センター しんらん交流館への絵画寄贈の様子2017年6月28日】
【真宗大谷派 天満別院への絵画寄贈の様子】