ゲームを研究してオリジナルゲームづくりにチャレンジ!
「ゲームの研究&ゲームづくりワークショップ」
日 時:2022年12月17日(土)14時から16時まで
会 場:しんらん交流館 2階大谷ホール
主 催:NPO法人寺子屋プロジェクト(Tera school)
協 力:NPO法人Board Game Japan
対 象:小学1年生から中学3年生のお子さんと保護者
参加費:無料
【内 容】
今回は、A~Eまでの5つのグループに分かれてみんなでゲームを遊んで感想を発表しあう「ゲームの研究」がメインのワークショップでした。
参加者は親子合わせて20名となりました。
ゲームで遊ぶにあたって、プレイヤー(ゲームを遊ぶ人)と観察者(ゲームを見ている人)に分かれて分析を行っていきます。
プレイヤーはゲームをプレイしてみて、「どんなところが面白かったか」「どうすればもっと面白くなるか」
観察者はプレイヤーがプレイしているのを見て、「どんな時に楽しそうだったか」「どんな時につまらなそうだったか」をそれぞれワークシートに記入します。
しりとりをモチーフとしたカードゲームです。「あ」〜「わ」のひらがな1文字が書かれているカードと、特殊カードと呼ばれるカードの計60枚を使用します。プレイの順番は無く、誰でも思いついた順にカードを出すことができます。中央のバスケットに置かれているカード(場札)に書かれている文字で始まり、手札の文字で終わる3文字以上の単語を言いながら、手札をバスケットに出していきます。手札を早く出しきった人が勝者となります。
speed cups
「speed cups(スピード カップス)」はそれぞれ手持ちの5色のカップを使って、毎回カードで指示される色順のとおりに、全員一斉に素早く並べたり積み重ねたりして完成させ、いち早くベルを鳴らすゲームとなります。色順が合っていればごほうびとしてその時のお題カードがもらえます。カードを一番多く集めた人が勝者となります。
「おばけキャッチ」は素早く正しいコマを掴みとる早取り系ボードゲームです。山札からめくったカードを見て、場にある5つのコマから正解のコマを誰よりも早く掴み取ったら、点数を獲得できます。カードの種類によって「イラストと同じものを取る」「イラストにない要素を取る」という2パターンがあり、めくったら一瞬でどちらか素早く判断して正しいコマをキャッチしなければなりません。「カードをめくってコマを取る」を繰り返し、山札がなくなったらゲーム終了となります。最後に、最も多くのカードを獲得していた人が勝利となります。
「キャット&チョコレート」はピンチな状況を限られたアイテムを使って切り抜ける、という大喜利系カードゲームです。「ガス欠だ! 」「会社が倒産しそうだ。」「くつ下に穴が! 」などのよくあるアクシデントを、「テント」「めがね」「口紅」などの限られたアイテムを駆使して、どう乗り切るか即興で考えて発表します。
切り抜けられたかどうかを判定するのは周りのプレイヤーになります。成功したイベントが多かった人の勝利となります。
「ごきぶりポーカー」は8種類の嫌われものの動物や害虫が描かれたカードをおしつけあうゲームです。一人のプレイヤーが以下のどれかの状態となった時点で、そのプレイヤーは敗北し、それ以外のプレイヤーは全員勝者となります。
・押し付けられた動物カードの内、同じ動物のカードが8枚中4枚揃った。
・押し付けられた動物カードが、8種類全て揃った。
・手元のカードが全て無くなった。手札が無くなった時点ではプレイを続行できるが、手札が無くなった状態でカードの押し付け合いに負けると、次の出題が不能となるため敗北となります。
「ピットデラックス」は穀物取引がテーマのボードゲームです。交換したい穀物の枚数を宣言して、交換相手が見つかれば自由なタイミングで交換ができます。最終的に1種類の穀物を誰よりも速く独占した人、つまり9枚の手札を全て同じ種類にした人が勝者となります。
「カードを集められて楽しかった」「負けてつまらなかった」「くやしかった」「ルールが難しかった」
ゲームで遊んだらプレイヤーの人は遊んでみた感想、観察者の人は見ていた感想をそれぞれ発表していきます。発表が終わったらプレイヤーと観察者が交代して好きなゲームを遊びます。
【発 表】
最後に、1人ずつ感想を全体に発表しました。
・遊んだゲームの紹介
・遊んだゲームの中でどれが一番好きか
・そのゲームが好きな理由
・ゲームの面白さを生み出していると思う要素は?
・そのゲームがどんな時につまらないと感じるのか
今回はゲームを実際に遊んでみて研究することがメインでしたが、2023年2月18日(土)のわくわくワークショップではオリジナルのゲームづくりがメインとなります。ボードゲーム、カードゲーム、コンピュータゲームなど、ゲームで遊ぶのが大好きな人は多いと思いますが、遊ぶだけでなく作る経験をしてみると、また新しい世界が見えてくるかもしれません。是非次回も参加してみてください!
東本願寺とNPO法人寺子屋プロジェクトは、協力して「テラスクール東本願寺しんらん交流館教室」を開催しています。
子どもと大人の学び合いで21世紀を生きる力を育てる現代の寺子屋 Tera school
「なぜ、お寺なのか?」
お寺はかつて、地域コミュニティの中心と言える場所でした。その中には学びの場としての役割を持つところも多く、 江戸後期から明治初期にかけては、全国に1万ヶ所以上の寺子屋があったとされます。 現在、多くのお寺が、それぞれが持つ場と関係性を生かせる社会貢献活動のあり方を模索しています。 Tera school は、こうした社会資本としてのお寺に注目し、さまざまなステイクホルダーとともに学びの場づくりや開設支援を行うことで、新たな価値の共創を目指しています。 そして将来的には、江戸時代の寺子屋がそうだったように、お寺という場を越えてより良い学びの場を全国に広げていきたいと考えています。