1,337畳
世界最大級の木造建築と言われる御影堂には、御影堂927畳、阿弥陀堂410畳が敷かれています。
畳は日本で発祥し、日本文化の発展とともに発達したもので、古くは『古事記』にも記載があります。その頃の畳は板の間に茣蓙を重ねて敷いたり、寝具として使っていたと考えられ、現在の形になったのは平安時代と言われています。
室町時代には畳を部屋全体に敷くようになり、桃山時代には、茶の湯とともに全国各地に畳が普及しました。一般的に使用でされるようになったのは、江戸時代中期以降と言われています。
畳は藁を縦横交互に約30センチ積み重ねて圧縮したものを畳床に、その上に「い草」で編まれた畳表を張り、布でできた縁を麻糸で縫い付けて作ります。
畳床の重さは50キロ前後となりますが、夏は湿度を吸収し、冬は藁の層に含まれる空気が熱を保ち、年中快適に過ごせます。まさに、日本の気候にあわせて過ごしやすく作られた先人の知恵といえます。
東本願寺は、1864(元治元)年の禁門の変で焼失し、1895(明治28)年に再建しました。この1337畳もの畳は大坂(現在の大阪)の難波別院の八日講と愛知県の名古屋別院の三日講のご門徒から寄進されました。特に難波別院の八日講は通称「畳講」と呼ばれ、商都大坂にふさわしく、東本願寺の4度焼失とその再建のたびに全国から最高の材料を集めて、膨大な数の畳を作り東本願寺に届けていました。
協力:疊三 中村三次郎商店(公式HPはこちら)