御正忌報恩講の期間中、「AIAUひろば」をオープンします!!

生活の中で見失われてしまいそうな、声にならない声に注目した、絵や写真、映像を紹介しています。

そこに込められた願いが聞こえてくるとき、宗祖である親鸞聖人の新たな一面に出あえるかもしれません。

参拝の折、またお近くまで来られた際には、ぜひ一度お立ち寄りください!


*** 開催期間 ***

11月21(金)28(金)

時間は会場の開館時間に準ずる


*** 会 場 ***

しんらん交流館1階 ギャラリー


*** 内 容 ***

❶絵に聞く(パネル展示)

【アイヌ】結城幸司氏の版画

【非戦平和】高校生が描いた「原爆の絵」

【インド社会】仏教とインド社会に息づく差別

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❷映像に聞く(動画展示)

・「アイヌの絵本」(公益財団法人アイヌ民族文化財団)

・インタビュー「あの日のヒロシマを描き継ぐ「原爆の絵」―被爆体験証言者と高校生の共同制作―」

・「『御同朋を生きる』から―「是旃陀羅」問題を考える―」

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❸本に聞く(書籍紹介)

・学習資料集(部落差別、アイヌ民族差別、髙木顕明、ハンセン病、女性史)

・『御同朋を生きる』

・『身同』


*** 「AIAUひろば」とは ***

「今、皆復た会して、是れ共に相値(あいあ)えるなり。」
(『真宗聖典』172頁)

親鸞聖人の主著『教行信証』に記されている、聖人が大切にされた言葉の一つです。ひとたびお釈迦さまの教えに出会った者たちは、それぞれが別の道を歩もうとも、大切な教えを忘れることなく何度も出会い、教えを慶びあえる、という意味です。

私たちはこれまで、被差別部落の人びとをはじめ、ハンセン病患者やアイヌ民族等といった人びとを、偏見によって差別してきました。その度、私たちは日々のあり方を問われ、人と出会い、教えを聞きなおすことで、自らの依りどころを確かめてきました。何度も間違え続ける私たちです。だからこそ、分断が深まる現代において、一人の人間同士として出会える場所を開こうという仏の願いと、その願いを聞き続けた宗祖の歩みとを、本企画を通じて大切にしたいと思います。