寺院活性化支援室の取り組み「元気なお寺づくり講座」(ウェイクアップセミナー)では、お寺の活動の羅針盤となる「寺業計画書®」を作成しています。

(「元気なお寺づくり講座」の概要についてはこちらをご覧ください)

 

その「元気なお寺づくり講座」(ウェイクアップセミナー)の修了寺院を対象とした、講座受講後の支援の1つの形として、

「門徒と僧侶で創る 元気なお寺づくりアワード2019」

を実施しました。

講座後の取り組み状況をご応募いただき、選考会を経て表彰する内容となっています。

今回の対象となるのは、2014年度の日豊教区「元気なお寺づくりセミナー」、2015年度の岡崎教区「お寺の元気塾」、2016年度の長浜教区第24組・京都教区湖南地区「元気なお寺づくり講座」、2017年度の横浜別院・広島別院・久留米教区「元気なお寺づくり講座」の修了寺院です。

 

今年度の募集・選考会の結果、岡崎教区松平組皆福寺さんから応募いただいた「分かる・五感で体感できる法座の創造」の寺業を表彰することとなり、その表彰式は2020年6月27日に皆福寺本堂にて開催されました。

表彰状並びに寺院活性化支援助成金10万円の目録、副賞の五環正宗を贈呈しますが、新型コロナウイルス感染症の拡大を案じ、本山からの出向は控えることとなりました。

そのため、岡崎教務所から教区駐在教導が出向して表彰状・目録の贈呈を代行し、参務挨拶及び企画調整局長からの言葉「寺院活性化支援室の願い」については、動画をスクリーンに映し出して行う形となりました。

式の進行、今後の抱負表明等、総代さんが積極的に担当され、ご門徒と共に創る表彰式となりました。

内局挨拶
内局と企画調整局長の挨拶は動画を上映
表彰状および目録の贈呈
表彰状及び助成金・副賞の目録を贈呈
総代担当者からの今後の抱負
総代の藤嶋さんから今後の抱負が語られる

 

皆福寺さんの表彰の対象となった寺業は「分かる・五感で体感できる法座の創造」をテーマに、丁寧な解説と、門徒同士の一体感を生み出す取り組みを様々に実施されています。

 ◇ 「わかる」を視点にコミュニケーションを生み出す仏事の「しおり」

 ◇ コミュニケーションから生まれる寺業「アンケート、合葬墓、ホームページ」

 ◇ 「五感で体感できる」取り組み「書き方・書道展、竹灯籠、もんぽうカード」

と、たくさんの取り組みがご門徒の声を反映して生まれているとのことです。

  ※詳細は、皆福寺さん提供の資料をご覧ください。

皆福寺さんの取り組みは、イベント性や斬新さよりも継続性を意識し、これまで培ってきた宗風を大切にされています。

随所に工夫やアイデアが見られ、ご門徒とのコミュニケーションから生まれる提案・意見を大切にされているからこそ、関わる人の意欲がはたらいて生まれた寺業であることが伝わります。

 

今後の更なる展開に期待しています。