9月14日、しんらん交流館「大谷ホール」でテラスクールの「親子でワクワクワークショップ」が行われおよそ40人の親子が参加しました。
「セルフポートレイトを楽しく撮ろう」をテーマに行われた今回は、グループに分かれてそれぞれがユニークなグループショットを撮影するというもの。白い紙を背景に撮影し、パソコンで4色(赤、青、緑、黄色)に背景を変えることを事前に司会者が示し、グループ内でそれぞれの色にはどんなポーズを決めればいいのかアイデアを出し合い、模造紙に書き出して、ポーズの役割分担等を話し合います。「雑誌の表紙を撮影するみたいで楽しい」。初めて会った子ども同士もすぐに打ち解けました。撮影後は、スクリーンに映し出して、お互いのできばえを見ました。
今回は、テラスクールを運営するNPO法人寺子屋プロジェクトのスタッフ以外に、同志社女子大学の上田信行氏をはじめ、学生もスタッフとして参加。司会や撮影、写真の編集や全体を動画で撮影してふりかえり用のビデオを作成していただきました。
一般的に知られていなかった頃からワークショップを実践し国内第一人者と言われている上田氏は、「スタジオのような雰囲気の場でジャンプしたり様々なポーズをとっていつもと違う“非日常”を体験すると、凝り固まった考え方がほぐれて面白い発想が出てくる」といろんなことにチャレンジしてみようとする気持ちを持とうと参加者に呼びかけました。
保護者からは「成長していくとなぜだかワクワクドキドキすることが少なくなる。こういう場でいろんな人といつもと違うことをして高揚感を得ることってとても大切だと思う」「学校や家だけでは息が詰まることもある。こういう子どもの逃げ場所がいくつもあるといい」という声が聞かれ、寺院の可能性が示されました。
「大人になれば職場や地域で様々な人と否応なく生活していくことになるので、子どもの頃から幅広い年齢層の人たちと触れ合い、一緒に作業をする体験は大切です」とテラスクール代表の荒木さん。今後も、様々な趣向を凝らしたワークショップを展開する予定で、事前に申込をすれば誰でも参加できます。
また、テラスクールの平日教室が9月からしんらん交流館「すみれの間」で始まり、小学生から高校生までが集まって大人と一緒に勉強しています。
詳しくはテラスクールのホームページをご覧ください。