多くのお寺は、かつて地域の方々の日常的な喋り場であり、交流の場でした。
お茶を飲みながら対話者の感情に寄り添う、聴きあう場としての機能を有していました。それは、地域共同体におけるお寺の重要な役割であり、また同時に、寺に住まう者にとっては、コミュニケーション力を養う場でもあったといえるでしょう。

しかし、社会情勢の変化に伴い人間関係が希薄化していくことによって、寺族と門徒の関係も変化し、相互のコミュニケーションに不足が生じてきていることは否めないのではないでしょうか。

お寺の聴く力を回復するには、「傾聴」として培われてきた知見を取り入れることも大切な一手です。「傾聴」とは、「相手を受容してきちんと聴く」ことについて研究されてきた一連の手法を指します。
傾聴の視野から、お寺の教化を考える時、どういうことが見えてくるのか。丁寧にたずねていきます。どうぞ、奮ってご参加ください。


◆ 日  時 2023年5月27日(土)16時〜17時半

◆ 講  師 橋 本  真(企画調整局参事・認定臨床宗教師・臨床スピリチュアルケア師)

◆ 実施形態 ZOOMによるオンライン形式

◆ 参加対象 傾聴学習へ関心のある寺族・門徒

◆ 参加人数 10名程度(先着順)

◆ 研 修 費 無料

◆ 内  容 傾聴の基本 ーきき方を知ろうー(基礎編)
・ 傾聴とは何か、基本的なことから学び確かめます。また、簡単なワークを通して、普段気づかないことにフォーカスするトレーニングをします。

◆ 申込方法 メールに、①氏名 ②所属寺院(教区・組・寺号) ③連絡先(電話番号) を記載の上、 kikaku@higashihonganji.or.jp まで、お申し込みください。

(真宗教化センター寺院活性化支援室)