藤原 智
Fujiwara Satoru
親鸞の主著『教行信証』を、「化身土巻」末巻を中心として研究しています。 また、我々が思う〝親鸞〟像がどのような歴史的経緯によって構築されたのかを通して、現代を生きる我々に親鸞の言葉がどのような意味をもつのかを考えています。
1983年大阪市生まれ。大谷大学大学院博士後期課程(真宗学)満期退学。大谷大学文学部任期制助教、親鸞仏教センター研究員、大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員、教学研究所助手を経て、現職。博士(文学)。大阪教区法山寺候補衆徒。真宗大谷派擬講。親鸞仏教センター嘱託研究員。大谷大学非常勤講師。
同朋大学仏教文化研究所編『親鸞・初期真宗門流の研究』(法藏館、2023年)
【一言コメント】
親鸞聖人立教開宗八百五十年・立教開宗八百年を機縁として編まれた一冊。
浄土真宗とは何かを考えるための必読書。
真宗教学学会、日本印度学仏教学会、東アジア仏教研究会など。
水島見一編『曽我教学―法蔵菩薩と宿業―』(共著、方丈堂出版、2016年)
智山勧学会編『日本仏教を問う―宗学のこれから―』(共著、春秋社、2018年)
『曽我量深講話録』全五巻(大法輪閣、2015~2016年)
「江戸期における坂東本『教行信証』の活用(上・中・下)」(『教化研究』第166・168・169・170号、2020・2022・2023年)
「清沢満之 最後の上山―明治期大谷派の財政問題と新法主の御修養―」(『親鸞教学』第118号、2023年)など。