能登地域寺院調査への参画~今後の寺院活性化支援のために~
2017年8月25日から28日まで、浄土真宗本願寺派が主催する「能登地域寺院調査」に参画しました。
調査は20ヶ寺、(大谷派8、本願寺派6、曹洞宗4、日蓮宗1、高野山真言宗1)、葬儀社2社。
調査員は、
大谷派、本願寺派、高野山真言宗、真言宗智山派、臨済宗妙心寺派、曹洞宗、日蓮宗の各機関の職員または研究員、
大谷大学、龍谷大学、静岡大学の社会調査に精通した専門家
大谷大学、龍谷大学の学生
で構成されました。
この調査では、「過疎」と呼ばれる地域の寺院について、寺院運営の工夫や地域での役割などの現況を具体的に把握するとともに、調査結果をもとにした活動の提案を試みることを目的としています。
【25日】
10:40 サンダーバードで出発‼️の予定が、早朝七尾で大雨によりサンダーバード遅延。
11:24 急遽、観光バスをチャーターして出発。バスのなかでは、「調査員の注意事項」「インタビューの心得」他配布され、調査に備えました。調査初日は大幅な日程変更を余儀なくされました。
【山の寺寺院群】
約400年前に前田利家が七尾に居城したときに城を防御するために寺院を配置したと言われる山の寺寺院群(16ヶ寺)。こちらは大谷派のお寺はありません。
もともと15時に調査を予定していましたが、19時に変更いただき聞き取りを開始しました。
お寺の歴史、寺院の周辺状況、信徒の分布、寺院の法務(法要、葬儀、法事)、離郷された信徒へのはたらきかけ、寺報やSNSなど広報、将来展望などをご住職、副住職、そのご婦人にお聞きしていきました。
【お話を聞いたその一部】
●近くには大勢集まる場所がないから、座敷を広く作って会合できるようにした。茶道教室も場所貸しでやっている。町の子ども会の会場としても。
●山道は「瞑想の道」という散策コースとなっていて、最近は旅行会社経由で外国人も訪ねてくる。
●3世帯で住んでないから、信仰の継承が難しい。
●信仰が大事。そして、昔寺が担ってきた社会の問題にも目を向けないと!
etc…
※他宗派でお話を聞くと、用語がわからないことが多い‼️ 私たちが話す時にも気をつけないと‼️