★★★ 今月のしんらん交流館公開講演会は3月20日(水)。次回は4月8日(月)と、短い間隔での開催になりますので、早めにご案内いたします★★★

生老病死の問いを様々な現場で考え、表現している方を講師に迎え、「老病死」を抱える身として生まれた私たちの存在とはどういうものなのか、そのことをともに考える「しんらん交流館公開講演会」

現在、少子高齢化が進む日本社会では、ますます異文化・他宗教を受け入れ、交流する機会が増えていくと考えられます。また、度重なる戦争や様々な問題によって、多くの難民となって苦しんでいる人々が生まれ、日本社会もそれらの人々に対して、向き合っていく必要が出てきています。

そうした中で、私たちはともすれば、偏見や独断あるいは誤った情報により、他宗教・異文化に生きる人々を誤解し、対話を拒否したり、排除したりしてしまうかもしれません。

異なった信仰を持つ相手が、何を求め何を拠り所として生きてきたのか、まず諸宗教や様々な文化について、正しい情報、正しい見地を学ぶ必要があるのではないでしょうか。

このたびは、イスラム社会の信仰のあり方や文化に詳しい内藤正典先生からご講演をいただきます。共に聞き、学びましょう。

 

●開催日時 2019年4月8日(月)18:00~20:00

※講演80分、真宗大谷派教学研究所長とのディスカッション30分

●講  師 内藤正典さん【同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授】

●講  題 「イスラムとその信徒を知る ―異文化共生のために」

●聴 講 料 500円

※1階京都ホテルオークラ・オリゾンテのソフトドリンク1杯無料券付です。講演会のはじまる前に、美味しいコーヒー・紅茶をどうぞ(当日から5月末日まで有効です)

●そ の 他 事前申込み不要です。公共交通機関をご利用ください。

 

【内藤先生からのメッセージ】IMG_5880

今後、観光客や労働者として日本にも増加が予想されるイスラム教徒とは、どういう人たちなのか。西欧諸国では反イスラム感情が高まるなか、衝突ではなく共生をめざすために私たちが知っておくべきことをお話しします。

 

【内藤正典さんプロフィール】

1956年、東京生まれ。1979年東京大学教養学部教養学科卒業、同大学院理学系研究科地理学専門課程を経て、1982年東京大学助手、1986年一橋大学社会学部専任講師、1997年同大学院社会学研究科教授、2010年から同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。

専門はイスラム地域研究、移民問題。

 

【著書】

『限界の現代史―イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序』『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?』『イスラムの怒り』『イスラム―癒しの知恵』『イスラーム戦争―中東崩壊と欧米の敗北』『イスラームとの講和―文明の共存をめざして』(集英社)、『ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か―』(岩波書店)、『トルコのものさし 日本のものさし』『イスラームから世界を見る』(筑摩書房)、『イスラーム戦争の時代―暴力の連鎖をどう解くか』(日本放送出版協会)、『となりのイスラム―世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代』(ミシマ社)、「イスラームとその世界―私たちが知っておくべきこと―」(『現代と親鸞』第34号・親鸞仏教センター)など多数。

 

【研究職歴】

1982-86 東京大学教養学部助手(人文地理学講座)

1986-89 一橋大学社会学部専任講師(社会地理学講座)

1989-97 同助教授

1997-2010 同大学院社会学研究科教授(地球社会研究講座)

2010- 同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授

2003- UNESCO,人文・社会科学セクター、「社会変容に関するマネジメント」科学諮問委員

2006- 日本学術会議連携会員(地域研究基盤整備委員会)

1981-83 ダマスカス大学文学部地理学科研究員

1991-92 日本学術振興会アンカラ研究連絡センター派遣研究員

1992-93 アンカラ大学政治学部客員研究員

その他、恵泉女学園大学人文学部、東京大学教養学部、京都大学大学院教育学研究科、東京外国語大学外国語学部、早稲田大学法学部、三重大学人文学部、青山学院大学国際政治経済学部等で講師、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員、アジア経済研究所外部委員等

 

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