両堂の仏具をおみがき!
日時:2019年7月9日(火)9:00-11:00

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7月14-15日にお勤めする「盂蘭盆会」に向けて、御影堂・阿弥陀堂の仏具の「おみがき」が行われました。

仏具の数は、両堂あわせて100にものぼります。
その仏具を、おみがき奉仕団の方120名、東本願寺の職員30名、計150名で磨きました。

おみがきは、黒くなった金属汚れに液状の金属磨き剤をつけ、藁を用いて装飾の細かな溝まで擦ります。藁は、茎を折ることでたわしのように使えますし、乾いた根の部分は繊維が細かく、歯ブラシのように磨くことができます。

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その後、新聞紙で磨き剤を擦り取り、雑巾やタオルで磨きあげます。装飾の細かいところには金属汚れが堪りやすく、全国から集まった奉仕団の方をはじめ、職員も竹串なども用いながら丁寧に汚れを落とし、磨き上げました。

場所は、御影堂の南側広縁から造り合い廊下に茣蓙(ござ)を引き、仏具と磨くための道具を広げて行われるため、参拝に訪れた方から質問を受けたり、奉仕団の方同士の交流を生む場ともなっています。

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参加されている方の中に、

Aさん「なぜこんな大変なことを仏具専門の業者に依頼しないんだろうね?」

Bさん「そりゃ、わたしたちの本山やから、わたしたちでやるんやろ。業者に任せたら遠いところになってしまう」

という会話がありました。

真宗本廟がわたしたち真宗門徒の帰依処(きえしょ)であるということをそれぞれが確かめることも、この「おみがき」という場の持つ役割だと感じたことです。

ぜひ、「盂蘭盆会」法要にお参りいただき、本日磨かれた美しい仏具をご覧いただき、毎年開催されるこの「おみがき」にご参加いただきたいと思います。

(終)

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美しく磨かれた仏具

本廟奉仕参加の問い合わせ:「同朋会館」参拝のご案内(研修部)