真宗大谷派(東本願寺)では、宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃事業の5つの重点教化施策の一つとして、「真宗の仏事の回復」を進めています。これは朝夕のお勤めや報恩講をはじめ、通夜・葬儀・法事などのあらゆる仏事が、御本尊を中心とした仏法聴聞の場として回復していくための取り組みです。ここでは各教区の動きを紹介します。

 


近年では当たり前のように「葬儀は、身内だけで簡単に済ませました」と語られる方がいます。少し前までは、「亡くなった」と聞けば、葬儀は、ご縁の深い方々、ご近所始め、友人、会社関係の皆さんで協力し合い、丁寧に時間をかけ見送ってきました。

 

石川県加賀は、皆さんで葬儀を段取りし、精進料理の賄いは女衆の皆さんが作り、皆でお勤めをし送り出してきました。そして葬儀だけでなく、中陰(四十九日)までみんなで協力してきました。今の葬儀の流れは、何か大切なものまでも簡略化しているように思います。

 

大聖寺教区では2017年度から「葬儀を仏事として回復する」を教区の重要な運動のひとつとして、取り組みを進めています。

2019年度からは教区教化委員会に「通夜・葬儀を考える委員会」を設置し、教区間内の浄土真宗本願寺派住職や葬儀社との懇談会や通夜葬儀に関する情報冊子の作成に向け、協議を重ねています。

 

このような取り組みに対し、教区教化委員会広報部門が教区広報紙を通じて都度、教区内へ情報の共有を行ってきました。

 

今回はその一端をご紹介いたします。

 

➀浄土真宗における葬儀とは

浄土真宗における葬儀の原点を確かめるため、教区内住職に3回シリーズでお話を掲載。

 

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➁伝承されてきた加賀の葬儀とは

当地のご門徒の方々に、これまで伝承されてきた葬儀はどのようなものであったかをお聞きしました。

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③当地の浄土真宗本願寺派の住職や葬儀社との懇談会

現在の葬儀がどのように変化してきたか。また、現場では何が語られ、選ばれているのか。地域を同じくする浄土真宗本願寺派の住職や葬儀社の方たちと懇談の場を持ちました。

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(大聖寺教務所)