9月4日、井波別院瑞泉寺で高岡教区慶讃法要記念事業「井波御坊フェス」が開催され約250人が参加しました。この記念事業は、信仰心が根付いた先人たちの暮らしに学び、地元の魅力を再発見することを願い計画されました。
開会前には南砺市の妙好人「赤尾の道宗」ゆかりの道宗打ち(梵鐘と太鼓の同時打ち)と井波別院瑞泉寺再建時に伝わる「木遣り踊り」が披露され、フェスの幕開けを告げました。北島昭彦高岡教務所長の開会宣言の後、田中幹夫氏(利賀村念仏道場)のお話があり、地域において寺院や僧侶条例が果たす役割について語られました。引き続き、太田浩史氏(となみ民藝協会)、松金直美教学研究所研究員、西山郷史氏(日本宗教民俗学会委員)による鼎談が行われました。
また、本堂内では、「真宗の生活展」があり、ご門徒所有の蓮如上人の六字名号や、使い込まれた仏具や掛け軸など約60点が展示。山門周辺では地域の方々が中心となったマルシェも開催されました。地域に根付いた真宗の生活をあらためて確かめる機会となりました。
(高岡教区通信員 竹部俊樹)