8月25日、高岡教区においてオンライン講習会を開催しました。その様子をご紹介します。
新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で、仏法を聞く場が減ってしまっている昨今にあって、何としてでも仏法聴聞の場を開きたいとの熱に押されて開催ができました。
1 オンラインで開催することとなった経緯
高岡教区にある若葉会(准坊守会)の会合で、「今年は学習会がなかなか開けないけど、やはり若葉会の大事な行事として学習会があるから、何とかしてやりたいね」という話をしていました。その中で、「オンラインで講習会をしてみてはどうか」、「せっかくなら普段呼べないような先生がいいのではないか」という話になり、東京教区におられる三橋尚伸先生にご講師を依頼しました。
2 講演会に至るまでの準備
- 8月17日 接続テストを兼ねて、講師とオンライン会議(当日の接続環境、会場設営の状態で実施)
- 8月24日 参加申込者(希望者)も含めて、接続テスト(前日準備ということで、25日の会場設営も実施)
3 オンライン講習会に向けて準備したこと
①Zoomアカウントの準備
②チラシに記載するGoogleフォームの作成
チラシはZoomアカウントの準備が整う前に出さなくてはならなかったので、受付用にGoogleフォームを利用しました。
こちらから実際に使用したページをご覧になれます→https://forms.gle/FrtXFDSDxgoq9Q3a9
受付にはメールアドレスだけを書いてもらいましたが、簡素なことが好評でした。
Googleフォームは回答をスプレッドシート(エクセル形式)で出力でき、ミーティングIDを送るのも比較的簡単でした。
③Zoomの投票機能を有効にする
Zoomには「投票機能」があります。これをZoom参加者全員にアンケートを取るのに活用しました。「投票機能」はZoomの公式ホームページで設定ができます。ただし、選択式のアンケートしかできず、自由に記述できる欄はありません。
④Zoomのミーティング設定にてホスト不在での参加者を有効にする
もしもホストのパソコンに不具合が発生してしまうと、すべての参加者がミーティングから追い出されてしまう可能性があったため、ホストがいなくても大丈夫なように設定。当日は不具合がなかったので実際に意味があったのかは不明でした。
4 当日の会場設営について
①ホストは教務所のパソコンを利用
②映像用に別のパソコンを用意
テレビにHDMIケーブルで接続して大きく見えるようにしました。
③ビデオカメラを設置
Zoomでもレコーディング機能はありますが、不具合で停止することがあるので、念のため、ビデオカメラでテレビを映していました。
④会場(教務所)を映すカメラを設置
講師に会場の雰囲気を伝えるため、会合用に購入していたwebカメラをテレビ上部に設置しました。
⑤スピーカーの設置
会場を映すカメラのマイクの感度が良くなかったので、会場にスピーカーを設置し、会場で話す場合には、マイクを使いました。
5 オンライン講習会の当日
①参加者にZoomのミーティングIDとパスワードをメールで送付
Googleフォームに連絡のあった方には事前に送っていましたが、講習会の前日からGoogleフォームの回答を入力後に表示されるページにミーティングIDとパスワードが表示されるようにしました。
【実際に申込者に送った文面】
オンライン講習会参加申込者 各位
このたびは、オンライン講習会に参加申込いただき、ありがとうございます。
Zoomにて以下のミーティングIDとパスワードを入力し、ご参加ください。
ミーティングID:000 000 0000
パスワード:0000
(あるいはhttps://zoom.us←ミーティングURL)
8月25日14時から(13時30分頃より接続できます)
※携帯の回線では不安定になりがちです。Wi-fi等でのご接続をお勧めします。
また、ビデオカメラをオフにすると安定しやすいです。
※接続が不安定になった際には、Zoomを再起動し、再接続してください。
また、講師より事前資料をいただきましたので、送付いたします。ワードとPDFのファイルをお送りしておりますが、どちらも同じ内容です。ご査収ください。
また、真宗大谷派真宗会館(東京)のYouTubeチャンネルに三橋先生の動画があります。下記URLより、ぜひ事前にご覧ください。
https://www.xxxxxxxxxxxxxxxxx
その他、わからない点などございましたら、教務所(担当)までご連絡ください。
②参加者のマイクをミュートにする
参加者のマイクをミュートにし、会場でもテレビに繋いでいたパソコン以外のマイクはミュートにしました。
③画面共有を利用し、板書の代わりに
Zoomの「画面共有」の機能を使用しました。
講師自らで作成してもらい、画面共有の操作もしてもらいました。
④講習会終了後に、投票機能でアンケートを実施
Zoomの投票機能を使ってアンケートを行いました。
◆参加者数
オンラインでの参加者 39人(うち、講師1人、教務所2人)
高岡教務所での参加者 10人
6 開催後
参加者宛にメールでオンライン講習会の感想や講師へのメッセージを送ってもらうようお願いしました。その中で、当日見られなかったという方もいたので、講師の許可を得て、YouTubeに当日の様子を限定公開(URLを知っている人だけが見られる設定)にてアップロードする予定です。
【実際に申込者に送った文面】
オンライン講習会 参加者 各位
本日は、オンライン講習会にご参加いただきありがとうございました。
今回の講演会を主催しました真宗大谷派高岡教区若葉会では、オンライン講習会への
ご意見(Zoomのこの機能をもっとうまく使ってみては、実は参加できなかった等)
や講師へのメッセージ等をいただきたいと思っております。
このメールアドレス(●●●@●●●●●●)に返信をお願いします。
皆様方には、ご協力の程、よろしくお願いします。
また、本日のご講師、三橋尚信先生の書籍をご紹介します。
『「病」を包む、お見舞い言葉』(講談社)
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000187415
『死で終わるいのちは無い-死者と生者の交差点に立って』(ぷねうま舎)
https://www.pneumasha.com/webショップ/死で終わるいのちは無い-死者と生者の交差点に立って/
東本願寺出版には、著作はありませんが、共著・対談がありますので、紹介します。
『人間といういのちの相I』(共著)
https://books.higashihonganji.or.jp/defaultShop/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=10061&dispNo=
『宙返りの練習』(対談)
https://books.higashihonganji.or.jp/defaultShop/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=9446&dispNo=
以上、よろしくお願いします。
7 参加者からの感想のご紹介
- 初めての試みでどうなるか心配でしたが、途切れることもなくスムーズに無事終えることができてよかったです。
- コロナ禍でいろいろな行事や活動が制限される中、オンライン講習会では、教区を越えて全国各地の皆さんと繋がり、学習を共有することが出来嬉しく思います。
【オンライン講習会において注意した点】
◆できる限りインターネット回線に負荷がかからないよう工夫
参加者にビデオをオフにしての参加、携帯の回線では不安定になりがちなのでWi-fi等での接続の協力をお願いしました。
パソコンへの負荷を減らすため、講師にホストではなく参加者としてZoomのミーティングに入室いただきました。
ホストは教務所のパソコンを利用し、参加者のミュート(ホストの権限)・レコーディング(録画)のみとし、フリーズしないよう、最低限の操作だけにしていました。
◆Googleフォームを活用
参加者の取りまとめが煩雑になること、ZoomのIDが講習会の直前でないと準備できなかったため、Googleフォームにて参加受付を行いました。回答されたメールアドレスをスプレッドシート(エクセル形式)にまとめることができるので管理もしやすかったです。
8 次の企画のお知らせ
(高岡教区駐在教導 菊池正見)