「ヨーイヨイ、!ヨーイヨイ!」
大きな掛け声が奥山に響き渡った。
2017年2月5日(日)、石川県小松市日用町の山林で、「加賀献木木遣り」が行われた。
明治時代、東本願寺再建のために、加賀の門徒は山奥から巨木を伐り出し、本山まで運んだ。
今回は実際の材木の伐り出し現場で、当時の様子を初めて再現。
木遣り保存会、小松市・加賀市のご門徒、緑の少年団の子どもたちなど、総勢110名が、
長さ8m、直径85㎝、重さ500キロの巨木の模型を、木遣り唄に合わせて引っ張った。
参加した方は「当時こうやって人力だけで引っ張ったのは物凄いこと!」と、
あらためて先祖のご苦労を体で感じた様子だった。